経穴(ツボ)の効果②

痛みの感覚は、脊髄を通って脳に伝達されます。推拿により経穴(ツボ)に刺激を与えると、脊髄が痛みを伝えるのをブロックする効果があります。痛みを伝える門を閉ざすという意味から、この働きはゲートコントロール理論と呼ばれています […]

経穴(ツボ)の効果①

【全身の血行をよくする】動脈の流れは、心臓がポンプの役割を果たし、心臓から末端に向かって流れます。一方、静脈の血液は末端から心臓に向かって流れますが、動脈に比べて心臓の働きが小さく、筋肉が血液をしぼり出すようにして心臓に […]

経絡(けいらく)とツボ(経穴)

『ツボ』を一言でいうならば、『身体の急所』と言えます。この急所を東洋医学では『経穴(けいけつ)』といい、一般に『ツボ』と呼ばれています。背中や肩、腕、足等にコリや痛みを感じることがあります。これは、内臓や身体のどこかに異 […]

肩中兪(けんちゅうゆ)、肩外兪(けんがいゆ)、肩井(けんせい)

肩中兪は、第7頸椎棘突起と第1胸椎棘突起の間の位置から外側2寸のところにあり、肩外兪は、第1胸椎棘突起と第2胸椎棘突起の間の位置から外側3寸のところにあります。肩井は、うつむいたときに出っ張る骨(首のつけ根の第7頸椎棘突 […]

天柱(てんちゅう)&風池(ふうち)

後頭骨と頸椎上部の境目にある窪んだ箇所が、『盆の窪』と呼ばれているところです。天柱はそこから左右にわずかに離れた位置にあり、風池はそこからさらに離れた位置にあります。この二つのツボは、頭痛、目の痛み、首コリ、自律神経症と […]

華佗 夾脊穴(かだ きょうせきけつ)

背骨(第一胸椎~第五腰椎)の棘突起(きょくとっき)から両側0.5寸(指寸)離れたところにある左右各々17穴のツボ群を『華佗 夾脊穴(かだ きょうせきけつ)』と呼びます。これらツボ群に刺激を与えることで、様々な症状の緩和お […]

鎮痛、止痛、消炎

推拿には鎮痛、止痛、消炎の効果が確認されています。推拿による局所への手法は、局所組織の痛みの許容限界を高め、それにより疼痛感覚の限度が高まり、疼痛が次第に自覚されなくなり、疼痛感が軽減されます。また、推拿は損傷局部の腫脹 […]

血液循環の改善

推拿の手法は、筋肉の収縮と緊張の改善を行い、組織間の圧力を調整し、損傷組織周囲の血液循環を促進し組織への血液灌流量を増加して、瘀穴(おけつ)を活血にする作用があります。推拿の手法により身体局部に熱効果が生まれ、それに伴い […]

免疫力増加および体質改善

推拿には、免疫力増加や体質を改善させる効果が確認されています。推拿を行うと顔色が良くなり、食欲が増すことがあります。これは健康回復や体力増強につながる一つの作用です。健康な成人において、推拿前後の血液成分の変化に対して、 […]

内臓機能の調整

 身体の器官の機能が失調し、それが激しくなると疾病が発生します。これを中医学では、陰陽の平衡が失調し、生体機能に乱れが生じ疾病が発生するとしています。推拿は陰陽の失調を平衡させる作用があります。これは現代的にいうと臓器や […]