推拿は、3000年以上の歴史を誇る中国固有の手技療法です。
唐の時代（581～917）に朝鮮や日本にその技術が伝わるなど、時代の流れと共に世界各地に広まりあらゆる手技療法の源流となったと言われています。

また推拿は中国医学の治療法の中でも極めて重要な位置を占めており、昔から中医薬、鍼灸と並ぶ三大治療法の一つとして位置付けられています。

推拿は、世界で最も優れた手技療法といわれ、中国の上海中医薬大学病院等で実際に治療として行われている歴史のある伝統的な施術です。
器具を一切使わずソフトな手技療法で様々な症例に優れた効果があることは日本でも知られています。
現在、中国では主要都市に中医学院（中国医学専門の医大）があり、そのすべてに推拿科が設けられています。

長い歴史の中で培われた療法であるため、推拿技術は数々の長所を持っています。
推拿は、むやみに骨をボキボキ鳴らし体に負担をかけるような危険な施術ではありません。
施術効果が高く、副作用もなくきわめて安全性が高いのです。一人一人の症状に合わせて力に強弱のアクセントをつけ、経穴（ツボ）、経絡（気血の流れる道）に特別な手技を加え不快感を与えず、とても気持ちの良い手技療法です。子供からお年寄りまで年齢を問わず安心して施術することができます。