『年末年始の過ごし方‼』
東洋医学では、『冬』は、立冬(11月頭)から立春(2月頭)までの3ヵ月を指し、この3か月を「閉蔵(へいぞう)」と言います。
閉蔵とは、「万物が戸を閉ざして陽気を潜伏させること」という意味です。
色々な思い、考えを身体の中に潜伏させ、できるだけそれを行動に起こさず、春まで「気(エネルギー)」を熟成させるという考えです。
つまり、冬の過ごし方の基本は、睡眠を十分とり、ゆっくり過ごすことで「気(エネルギー)を保養する」ことが一番ということです。
特に、五臓の中の腎の気(腎にある精気=腎気)を保養しなくてはならなく、冬に腎気を消耗すると、春には気力、体力が衰えて弱くなると考えられています。
五臓の腎の働きは、「精(生命の源)を貯蔵する」「骨格形成」「泌尿生殖活動を行う」などがあり、特に生命の源であると考えられている『腎精』は人間の成長、発育、老化に大きく関係し、様々ある腎の働きの中でも重要なものとされています。
ゆっくり過ごすこと以外には、『黒い食材』を食べて『腎』を補給することもおすすめです。
お正月のおせち料理の定番である「黒豆」を意識して食べましょう。
その他には、黒ゴマ、黒米、黒キクラゲ、ひじき、黒酢など。日頃のお食事にプラスしてみてください。
また、「気」をたくさん含んでいる根菜類もオススメです。
特に、冬の時期はお鍋やポトフなどのスープのような温かい料理でこれらの食材を摂ると効果的です。
『腎』は冬の間は生命エネルギーを維持し、活動が活発になる春に向けて生命エネルギーの備蓄を行っています。冬はこの『腎』の働きを助けることが重要です。普段の生活のほかに、年末の大掃除やお正月の準備等で忙しく過ごされる方も多いと思われますが、くれぐれも頑張りすぎには注意してください。
『推拿は、腎気の働きを活発にして体質改善を目的とした心と身体にやさしい整体です』
皆様、年末年始もお心体に気を付けて楽しくお過ごしください。
2024年も、変わらぬご愛顧を宜しくお願いいたします。
有 薗 整 体 院
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